設備紹介

プレカット

CAD/CAMシステムとの連動により流れるような切断&墨付け作業
一貫工程によりスピードと正確さ、品質の均一化を追求。

原材料が建築部材に生まれ変わる最初の工程。それが切断&墨付けです。この段階での加工精度が、製品全体の精度に関わる重要な工程です。墨付け装置や積込み・積上げ装置も配置したトータルなシステムを構築。徹底した効率化により、流れるような一貫工程を実現しています。

カットと同時に墨付けも瞬時に完了。

2×4専用CADで作成した構造図データは、そのままカットソーにダウンロードされます。切断と同時に墨付けも行います。そのため部材の寸法が正確に揃い、レーザーでの墨付けによりズレが生じません。又、斜め加工、3D加工にも対応でき、手作業では時間のかかるような加工や長さカットも精度のよい仕上がりを実現します。

  • マルチアングルカットソーマルチアングルカットソー
CAD/CAMシステムとの連動により、木取をして部材ごとに払い出し

家1軒分の部材を一気に切断することもできます。木材の不要部分を除いてムダなく木取りをし、部材ごとの梱包までを意識しています。

  • オプティカットソーオプティカットソー
自動積込み装置・払い出しで、いっそうの省力化・効率化を実現。

CADからのデータにより、壁パネル製作前に必要な合板をカットしていくことで、次工程への効率UPを図ります。

  • 合板加工機合板加工機

フレーミング

業界で定評のあるフレーミングマシンの導入により、
ミリ単位まで直角精度を追求しています。

前工程で切断された部材は、フレーミングマシンにより墨付けにしたがって組上げられます。直角を保つためにエアで固定、合板を載せて要所を仮止めします。対角精度が決まる重要な工程であり、作業に携わる技術者には一瞬の気の緩みも許されません。チェックを重ねながら、慎重に作業を行っています。

カットされた部材を、墨付けどおりに正確に組上げ。高い対角精度をキープしています。

壁パネルラインシージングマシンを採用。業界内でも定評ある装置です。CAD/CAMにより制御され自動くぎ打ち機によりピッチやめり込みなどが均一化され、高い対角精度をキープします。又、合板をルーターにより開口をカットすることも出来ます。

組上がったフレームは次々にストックされます。

完成したパネルは天井クレーンで壁ラックへ収納されるため、省力化が図れるとともに工場内に無駄なスペースをとりません。次工程への移動もスムーズに行え、生産力アップを可能にしています。

釘のピッチが正確に揃うため、強度の均等化と品質の標準化を可能にする自動柱打機等

ピッチが揃うと見た目に美しいだけでなく、加重に対する強度も均等になり、製品としての信頼性が増すためです。本機はピッチも細かく数値で設定することができ、品質向上に寄与しています。

メーカーにとって、高品質の追求と製造コストの削減とは、一見相反する要素のように見えます。しかし、サナダは「効率化」を図ることで、その2つを高い次元で統合することができると考えます。こうしたサナダの考え方は、生産現場のすみずみにまで浸透しています。

家によって設計は異なり、部材の形も一つ一つ違っています。サナダの手がける製品はすべて特注品であり、大量生産品のような型にはまった効率化はできません。しかし、これら最新鋭の機械に人間の知恵をプラスすることで、できうる最大限の生産性向上を実現しています。

  • 不良製品がお客様の手に渡ることは、企業の信用、製品の信頼にかかわるため、絶対にあってはならないことです。サナダの社員一人一人が、不良製品を一つたりとも出さないという決意のもと、製造ラインでチェックを日々励行しています。

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